東北の紅葉にあわせて未踏の地(御影森〜葉山)を地形を読み地図とコンパスを使っての山行でした。
仙台を出る頃は薄暗く、峠を越えればそこには朝日をうける山並み、うねる舗装の山道を辿り古寺鉱泉到着。
平日にもかかわらず駐車場には10台以上の車がすでにありさすが朝日、みなさん歩き出しが早い。
ブルブルッまでとはいかないがブルッと肌寒い空気に気が締まる。本日は湿り気味の山道、
鉱泉宿を正面に橋を渡り裏の尾根をもくもくと・・・いきたいところだがわいわい、きょろきょろ、がやがや
秋の気配を探しながら一服清水で潤し2時間ハナヌキ尾根へ着く。
さあこれから古寺山まで頑張りどころ三沢清水で補給し古寺山手前で早飯とする。
稜線は風もなく高曇り、汗をかくこともなくとても歩きやすい。
古寺山までは紅葉はまだみられないがナナカマドの赤い実が印象的だ。
小朝日岳は巻かずに山頂へと足をむけ頂に立つ。月山、障子ヶ岳、小朝日岳、
以東岳から大朝日岳へ続く稜線からはすぐそこに秋の到来を感じさせる。
小朝日西側の熊越の紅葉は兆しもなく月半ば以降になりそうな感じで今後の冷え込みを期待でしょう。
一行は順調に高度を上げ銀玉水で明日の分まで補給し小屋へ到着。
待望の二日目空模様が気になる一日の始まり、小屋前は風もなく視界も良好。
心拍数を上げることもなく大朝日山頂に着く。北北西の風強し、平岩岳に向けてヨロヨロと高度を下げ先へ進む。
遠くに祝瓶山が手招きしているように見えるのは私だけだろうか?来年にも・・・。
御影森までの稜線は昨日のコースより紅葉が早いようで視界もよく心地よく歩く。
さて未踏のコース(御影森〜葉山)に、
最新情報では中沢峰まで藪がすごいとのことなので覚悟して進むが前御影森まではさほど藪といった感じではなく
トレースは確認でき腰くらいの笹こぎだった。前御影森からC1350までもさほどではないが倒木、根株、笹こぎといった程度、
所々トレースがなくなるがすぐに探せる。中沢峰北コルまでの下降も同様だが尾根を外すことはないだろう。
コルで水場を探すが見当たらない(トレースなし)西、
東側の源頭で探せそうなところだが補給しなくてもよさそうなくらい水も残っているので水源捜索は無しとした。
雨模様になる。十分休み中沢峰へ登ること5分トレースが藪へ吸い込まれている。
そんなに濃くないのでそのまま直上すると西からトレースが現れ辿るがまたまた藪だ。
東側のようだが藪だ、再度直上5分ほどこぐと東側上を見上げると開けた空間を感じ10mトラバースすると山道に出た。
(最後の藪から南東に進み折り返し西南にトレースがあることになる。)
ちょうど直上コーナーであとはまっすぐ中沢峰山頂へ進むことができた。中沢峰(山頂)分岐には西側へ祝瓶山荘の標識、
東側に葉山山荘の標識があった。進むこと6時間半が過ぎた。
中沢峰からは整備された登山道で快適に歩くことができたがさすがに距離も歩いたせいか
足取りが重いようだが小雨にも負けず出発時同様わいわいとにぎやかに小屋へ到着する。
先客さん3名明日私達の逆コースで御影森まですすみ朝日鉱泉へ下山するとのこと。朝日鉱泉周回もいいかもしれない。
最終日小絵雨の中のんびりと小屋を出る。 登山道に水も流れることもなかったので安全に下山することができた。
長井下山後白鷹町まで足をのばしパレス松風(グリーンスポーツ施設併設)で高台からの露天風呂で汗を流しそばを食し早い仙台到着となる。
とても楽しかったのは私だけではないかも。
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