10月8日(日)
低気圧も三陸沖を北上し北海道沖へぬける。
今回は天候もあって実質的には中止とし友志山行となる。
静かな仙台を後に高速に乗る。船形、栗駒と奥羽山脈は厚い雲に被われているなか朝の陽をうけて虹がでた。
北上を過ぎ錦秋湖付近はハンドルが取られるくらいの強い風雨に見舞われたが沢内大荒沢に着いた時には雨も小降りになり
少し気持ちが軽くなったのは言うまでもない。 9時雨具の下だけ着て登山口を出る。
昨日までの大荒れの天気で折れたと見られる枝が登山道に散乱し刈り払いされて快適な道が多少歩きずらい。
時折下界の貝沢の牧場が見えるが先の視界はそれほど良いものではなく・・・
その後800m付近からブナの樹の倒木(強風による折れ、強風による根が浮き)が登山道をふさいでいる箇所が現れ
自然の驚異を感じさせられる。西風が強く吹き込み山がうなり雨も降り出してくる雨具の上も着用しジリジリと進む。
10時40分稜線での休息は最悪と考え一足早く昼食を取り気持ちと身体に温もりを貯める。
雨は小降りになり風も周期的に吹く。樹林も低くなり体感温度も下がってくる。
尾根へ上がる最後の登りをゆっくり進み稜線手前で防寒対策として1枚中に着込み休息・・・いざ山頂へ!
高下口からの登山道と出合い笹かぶりの道を北進。
雨は上がって視界70mほど、もちろん大荒沢岳、和賀岳も望めず???一瞬沢の雲が切れ錦の西斜面が目の前に現れた。
11時50分山頂到着。
晴れた和賀山魂を見せたかったが今日の気象条件も山歩きの経験として感じ取ってもらえたかと感じ早々に下山開始、
稜線から外れ下りると間もなく視界が開ける、さすがに岩手山、
早池峰は雲の中だが南昌山と東根山の山並みに陽の光が差し気持ち晴々。
高度を下げて二回目の昼食を取り13時55分無事下山となる。
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