雁戸山ツアー
紅葉真っ只中を行く
 とっても美しい沢なんです
秋色の舞台に立つブナ
右手に見えますのは南雁戸
急登を一歩一歩進む
小屋だ〜平らだ〜
山のふーもとの裾もよう♪
岩場です慎重通過!
銀ぎつねの毛並みみたい
スカイウェイ進行中
ざわわ〜ざわわ〜
風も通る道
山名指呼に夢中
 
空中展望台へ
産毛の森はもう
春待ちを決めて
ある一日の終わり
カシミール3D画像
雁戸山ツアーレポート
2008年10月26日(日)

行程
仙台(6:30)−−−ブドウ沢入口(7:55着 歩き出し8:12)−−−第1渡渉(8:36)−−−第2渡渉(9:00)
−−− 尾根(9:55)−−−八方平小屋(10:32 昼食 11:10)−−−南雁戸山(11:50)
−−− 北雁戸(12:35)−−−カケスヶ峰分岐(13:40)−−−笹谷峠(14:42)

 

釜房湖を通過中、曇り空ながら蔵王連峰稜線が霞んで見えておりました。

ブドウ沢入口付近は紅葉が見頃で、とてもやさしく柔らかい色彩に包まれていました。

陽射しがなくても美しいものだと感心。雑木林を歩いていくと二回の渡渉です。

一昨日の大雨の影響かやや流れがあります。

なんといってもツルツル滑る石です、重心をうまく移動して・・・どっぽん!ってならないようにネ。

ブナの径が太くなってきたなと感じる辺りから、急登の始りです。

ジグザグの登山道や木の根張りが階段を作ってくれています。

この登りは続くので、適当なところで振り向いて、後ろに広がる景色を楽しみました。

こうするとふくらはぎも休まります。空が近づいてきて尾根筋に上がりました。ふ〜っ。

小沢を3つ越えて潅木のトンネルを抜けると、笹原に建つ八方平避難小屋前に飛び出しました。

すぐ先に南雁戸山を仰ぎ、振り返ると熊野岳から屏風岳まで見ることができました。

この先の登山道の状況と風とを考慮し昼ご飯をしっかり食べ、暖かい耐風装備に衣替えして出発です。

風はどんどん強まりますが、雨の心配はなさそうです。

右に宮城、左に山形、どちらを見ても両手に花!の風景を楽しめました。

南雁戸山からはジェットコースターのような稜線に張り付く登山道が見え、

風の抜け道や沢からの吹上げなどに煽られて、笹原や草原が波のようにうねっています。

「ざわわ〜♪ざわわ〜♪」おっとと、足元だけはご注意を。

雁戸山からは葉山や月山、仙台神室や船形山方面の眺め、蔵王ダム付近の紅葉、釜房湖畔が。

産毛のようなグレーの森が、紅葉の裾野へと変化していく様は、

日本画のような繊細な色使いを喚起するのだと感じました。

乾いていて歩きやすかった道がいつのまにかぬかるみになり、

送電線の鉄塔が見え隠れしてくると、じきに史跡の多い笹谷峠に到着です。



登山情報
□ 水場はブドウ沢入口手前のブドウ沢清水。付近にトイレはありません。
□ 八方平避難小屋はトイレ、二段ベッド仕様の整備された小屋です。
※上記コースタイムは休憩時間を含めての到着時間で表しています。