台風の合間を縫っての新庄神室縦走してきました。
【1日目】
生憎のくもり空。雨は降っていない。
秋の宮から西ノ又林道を入れるところまで。沢が渡れずさすがに車はここまで。というところから入山。
歩き出してすぐに川を渡る吊り橋が2箇所。立派なものです。
天気は曇りで時たま日差しがさす。
登り口まで1時間半ほどで。目印の三十三尋の滝からは一気に登りに入る。
御田まで標高差500mほど。「胸突八丁坂」と名がついているだけあって、泊まり荷物の私達には中々きつい。
登り切ると御田の湿原。この頃になってちょっとずつガスが晴れだす。
頂上までは一投足。天気もだいぶ回復してきた。
新庄神室頂上まで登れば今日は終了。真新しい山小屋はすぐそこに。
ちょうど頂上着と同時にガスが切れる。前神室から小又までの稜線が飛び込んでくる。目標の火打岳は一瞬頭だけ。
となりには虎毛山が見れる。目の前に在るはずの鳥海山は雲の中。
新しい山小屋は貸切り。バイオトイレもあるし快適な夜を過ごせそう。
ただ、水場は無いので頑張ってボッカです。
夜には月明かりに照らさせた稜線が幻想的。中秋の名月も拝めました。
【2日目】
生憎のガス。台風17号が猛スピードで向かっているが、影響は受けずに済みそう。
今日は火打岳までの主稜線の縦走。視界は効かないが、昨日の眺めを心に止めて。
新庄神室の縦走路はひたすら尾根上をたどる。標高に似合わず稜線が急峻なのだ。
雪が多い地域にあるからであろう。切れ落ちた稜線はもっと高い山々を思わせる。
最初の目標は天狗森。1時間半ほど。頂上には特に何も無し。
更に1時間で小又山へ。連峰最高峰だ。どっしりとした山様が風格ありです。
稜線上は歩きやすく展望が効けばどれほど快適であろうか。
更に火打岳までの縦走。最後の最後、火打岳の登りは急で緊張します。騙しピーク満載。なかなか着きません。
火打岳の頂上は風もなくなんとも快適な陽気。如何せん展望はなし…。
下りは一気に900mを駆け下る火打新道。随所に現れる急坂で膝はガクガク。
もう勘弁して〜。の頃にやっと吊り橋に到着。
2日目の行動時間8時間半。お疲れ様でした!
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