与　蔵　峠

与三峠は古くから山形県の最上地方と庄内地方を結ぶ主要な街道です。

今回は鮭川村の大芦沢から羽沢温泉まで縦走してきました、。

大芦沢の長い林道を進むと、立派なトイレと駐車場があり案内標識もしっかりしています。

鳴子峡にも勝る紅葉と歩きやすい渓谷道を進むと30分程でまぼろしの滝群が現れます、

対岸から多段に流れ込む湯島の滝や展望台のある大滝は落差もあり見頃の紅葉ともマッチして見事です

更に木立の美しいブナの尾根を登って行くと登山道脇には副産物のプレゼントがあり収穫しながら進むと、登山口から2時間弱で与三沼に到着です。

ブナ林の穏やかな沼ですが、そこが与三峠になっています。伝説のある沼ですがイワナがいるとかいないとか！？

ここから羽沢口までは落葉のじゅうたんを踏みしめながらの気持ちの良い稜線歩きですが、風が強く冷たいのでちょっと急ぎ足になりました。

見晴台から鳥海山の勇姿が一望できるのですが、今回は残念ながら厚い黒雲に隠れていました。

送電線沿いの整備刈り払いされた尾根を進むと羽沢口の林道に到着、合計行動時間は4時間30分でした。

風が冷たく、ひょうも降ってきた天候でしたが、渓谷沿いの紅葉と山の幸も収穫し晩秋の静かな里山を楽しんだ1日でした。